しがないオタクの電脳1

映画、アニメ、音楽、本とか

久々に会った友人と年越しに行った

 

あけましておめでとうございます。最近めちゃくちゃ寒くなってきましたね。

特に外に出る理由もないので餅やスルメを食い、映画やらyoutubeやらで時間を潰す平均的な生活をしています。

 

今回は年末年始と言えば、ということで、ぼくの年越しについて日記感覚で書いていこうと思います。特にオチとかはありません。

 

友人との再会

 

僕は高校の頃陸上部に所属していて、男女合わせて10人くらいで特に深く考えることもなく毎日同じトラックを走っていました。大学に入ってからも部員たちと交友を続けたかったんですけど、僕のスマホがぶっこわれて連絡先をすべて失い長い間連絡を取ることが出来ないでいました。バックアップ大事。

 

そんなこんなで2018年夏、色々あって一番仲が良かった部員の連絡先を入手して「年越ししない?笑」の一文で交友を取り戻しました。連絡してみるもんですね。

 

二人とも神戸市在住なので、とりあえず無難に三ノ宮にある生田神社で年越しをすることにしました。年越し直前に行くと並ぶのは明らかだったので、11時に集合して生田神社に向かうプランを策定。

 

駅で落ち合ったのですが、二人とも高校時代から根がオタクだったのでビジュアルに特に変化もなく(僕は上下真っ黒のキリトくん、友人は黒縁メガネのユニクロスタイル)、「おひさ~」「お~う」くらいの軽いあいさつで再会を遂げました。なんと5年ぶりの再会でしたが正直ちょっと緊張していたので最初は結構ぎこちなかった...。

 

そして年越し

 

目的地に向かいながらぎこちない近況報告を交わし、開門1時間前の生田神社に到着。門から30mくらい、見た感じで200人くらい並んでいて、まぁまぁ良いタイミングで並ぶことが出来たんじゃないかなと思います。

 

待ち時間1時間の間にも近況報告を交わしていました。友人は国家公務員2年目、僕は1浪1留クソ学生なので改めて「出遅れたなぁ...」と感じましたが、友人も相変わらずアニメやゲームをたしなんでいるということなので、まぁいいやという根拠のない安心感を得ていました。

 

かれこれ神社開門5分前、ザワザワとした雰囲気になり、とにかく年越しを神社の近くで迎えたい人々が後ろから順番を抜かしつつ前を押し上げてくるようになりました。普段僕が直接関わらないような人々をいっぱい見ることができたのでなんだか不思議な気分でしたね。

 

カウントダウンが10秒前から始まり、僕も友人も「3...2...1...は、ハッピーニューイヤー(照)」などとボソボソ言いながら2019年を迎えました。毎年家族と年越しすることが多かったので、自分と特に関わりのない多くの人たちに囲まれながらお祭り感覚で年越しするのは新鮮で、結構楽しかったです。

 

参拝~離脱

 

神社が開門し太鼓の音が響き渡る中、比較的列の前の方に並んでいた僕たちはすぐに神社に入ることが出来ました。境内は別段広いわけでもないので中央のやたらとデカい、神戸市民のお金をどん欲に欲する賽銭箱に100円、おみくじに300円、端っこの小さい社に100円入れて参拝を終えました。おみくじは小吉だったので詳細も読まず括り付けました。友人は大吉。

 

そこから三宮の駅の方で酒でも飲んで始発を待とうという話になり、元来た列に沿いながら駅の方へ。ありとあらゆるDQNのニイチャンに肩をぶつけられ(広い道で5人くらいで広がって歩いてくるので避けられない)、命からがらもなんとか南の方へ。そこで驚いたのですが、列が阪急の路線くらいまで続いていたんですね。早めに並んでおいて正解だった...。

 

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↑1時間以上は並びそうな雰囲気でした

 

5年ぶりの酒

 

年越しの日になると24時間営業をしてくれる飲み屋が多いので、そこからはとりあえず予約もしていなかったので町中のDQNのニイチャンたちに肩をぶつけられながらぶらぶらと飲み屋街を放浪していました。そこでなんとかちょっと席が空いていて、まぁまぁおいしそうな雰囲気のあるお店を見つけたので即決で入店。肩を完全に破壊される前に入れて本当に良かったと思います。

 

外の気温が滅茶苦茶寒かったので居酒屋ではトマト鍋をつつきながら色んな話をしました。他の陸上部員たちの進路、これからのキャリアプラン、普段読む本、そして何より高校時代の思い出...。高校時代を思い出すことは僕自身ほとんどないので、色んな記憶がずいぶんと長い間使わなかった頭の引き出しからよみがえってきて、不思議な気分でした。

 

そんな中、やはり彼女(結婚)の話題になり、もちろん僕はそういう話は一切ないんですが友人はもう結婚を考えているみたいで、素直に感心しました。すでに国家公務員として自分の生活に責任を持っている人間と、僕みたいに未だ社会にも出ず家でぐうたらしている人間の差を感じました。来年から頑張ります...。

 

そして、別れ

 

2時か3時くらいまで酒を飲み、ちょっと散歩でもしようかという話になりましたが、外があまりにもクソ寒いので散歩は20分足らずで打ち切り、深夜も店を開けてくれていたスタバに駆け込んで始発を待つことに。そこからはあまりにも眠かったので何を話したのかは全く覚えていませんが、久々に駅で再会した時よりは、高校時代の、打ち解けた様子の、昔のノリのままの会話だったと思います。

 

始発の時間になり、地下鉄の駅でお別れ。なぜか握手を求められたので硬い握手を交わし、「ありがとう」と言い合って解散しました。正直に言って、今回友人に会うまでは僕は緊張していたと思います。大阪の大学に5、6年通い、そこそこ色んな経験をしたので口調や物事の考え方が大きく変わってしまったいるのではないか、それが原因で昔みたいに仲良く話すのは難しいのではないか、と。ただ、最後の握手と、別れの「ありがとう」の一連の動作で、たぶん自分は良い意味でも変わっていないんだと感じました。

 

人間の内面の形成はやはり少年時代に大きく影響されていると聞きます。今回の件を通して、僕の人生も陸上部で、ゲームとアニメが好きで、苦手な勉強は全くしない少年時代に重い錨を落としていると確信しました。そして幸運なことに、僕の人生はそんなに間違った場所に錨を落としたわけではないとさえ感じました。

 

来年もまた、高校時代の陸上部で集まって年越しが出来ればいいな、と思います。みんな散りぢりになってしまっているけど、一人づつでもいいから集めていって、昔みたいなノリで話すことが出来ればな、と。一年に一回だけでも、自分がどんな環境で育った人間であるかを再確認するためにも。

 

思ったより長くなりましたが最後まで読んでくださってありがとうございます。